それぞれ家でテレビを見ていた人たちが、たまらず新城の実家に集まってきた。テレビに新城の姿が大写しになる、そのたび「ユキヤ」「がんばれ、がんばれ」と叫んで手を叩く。名前が表示される、そのたびに「おぉー」と声が上がる。見ている方も休む暇はない。
父の貞美さんは「よし、今は下がれ、そう、そうだ」、まるで走っている新城に指示を与える監督のように話しかける。母のるみ子さんは両手を胸の前に合わせ「ユキヤ!」とパワーを送る。追走グループがスピードを上げると「行かないでくれー」と全員が画面に向かって“抑えてくれ”のジェスチャー。みんなが新城と一緒に走っていた。
[続きを読む]








